フードロス削減ショップ「ecoeatエコイート」は沖縄にもある!

No more food Loss!

飲食業界に携わっていた日々、そして今現在もずっと考え続けている日本のフードロス。
人間にとって「食べ物」はどいういう位置づけにあるものなのか?

生きていくのに必須であり、無くなったら命は終わる。

誰にでもわかることだが、それを心の底から感じている人は日本人の何パーセントなのだろう。

戦中、戦後の食糧難を知っている人の殆どは食べ物を無駄にしなかった。私の祖母は明治生まれで、食べ物にカビが生えたり部分的に腐ったとしてもその部分を取り除きしっかり加熱したり、焦げ目がつくように焼いて食べていた。
食材が思いがけず大量に手に入った時は、漬物や常備菜を作り消費期限を延ばしていたし、可食できない野菜の皮やヘタは肥料として畑に埋めていて、ゴミはとても少なかった。若い世代に手本を見せていたというよりも、それが生活の一部だったのだと思う。時代は変わりマンション暮らしも多い今、同じようには出来なくても古い時代のヒントを少し実行するだけでフードロスは減ると思う。

「食べ物をありがたく思い、粗末に扱わない」その気持ちがフードロス削減に繋がっていく

先日、GOTOキャンペーンを利用し、格安料金で県内のリゾートホテルに一泊した。きれいな海を眺め、プールサイドに寝そべり、快適な広い部屋でのんびり過ごすことができ、コロナ禍において何ともありがたい休日になった。
ただ、ひとつだけ後悔が…

朝食をブッフェにしてしまったこと

ほとんどの客はお皿もグラスもちゃんと空にしているが、中にはあれもこれも運んできて、結局食べ切れなかった料理や飲み物を山ほどテーブルに残して席を立つ客もいる。口に合わない食べ物があるのは仕方がないと思うが、最初少しだけとって席に戻り食べてみて、口に合ったらまた取りにい行けばいい。その為のブッフェなのだから。
食べ残しの皿でテーブルがいっぱいになり、空いている隣の席に勝手に移動し、更に食事を取りに行った家族がすぐ隣の席だった。嫌なものを見てしまい、苛立ちにも似た悲しみと無力感がお洒落なレストランを空虚なものに感じさせた。

飲食店を経営しているときも、稀に来るこういうお客が本当に嫌だった。
酔っ払ってしまい次から次へと注文しすぎ食べきれず残していくカップル。
お菓子に夢中で食べない子供を甘やかし、次から次へと注文し、結局食べきれず残していく家族。
沢山注文してもらえば売上げになるからいいんじゃないかって?そんな風には思えなかった。

食べ物にも、作った人にも敬意を払わなければ飲食店に行く資格はない。それが食べ放題の店でも、高級フレンチでも、安価なファストフードであっても。料理を作る側もお金を払う側も、食べ物をありがたく思い、粗末に扱ってはいけないのだ。

賞味期限とは

適切な保存方法のまま、未開封で、記載された「年月日」まで「品質が変わらずに美味しく食べられる期限」のこと。
常温保存できる食品や、缶詰製品、乾物、ペットボトル飲料など、消費期限に比べ腐敗しにくく風味が変わりにくい食品に表示されている。賞味期限が3ヶ月以上あるものは「年月」で表示する場合も。実際はこの期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではない。

消費期限とは

適切な保存方法のまま、未開封で、記載された「年月日」まで「安全に食べられる期限」のこと。
お弁当、サンドイッチ、ケーキ、生鮮食品など、いたみやすい食品に表示されている。食品によって差があるが1日から5日以内。表示をよく確認しこの期限を過ぎたら食べられない。


「本来食べられるのに廃棄される食品」は日本国内で643万トン!

643万トン→10kgのお米が6億4千3百万袋

この643万トンを廃棄するコストは年間2兆円!なんともばかばかしい。
対人口比での日本の食品廃棄量は世界各国と比較してそれほど多いわけではないが、自給率が低く他国からの食料輸入に頼っている現状を考えると、食品廃棄に対する日本の姿勢を改めなくてはいけない。食品廃棄は一般家庭、飲食店における廃棄に加え、流通(サプライチェーン)において生じる廃棄や工場生産時のロスも含まれるという。社会全体が、自分でできることに取り組んでいけば過剰な食品廃棄は減らしていけるはずなのだ。

「ecoeatエコイート」に行ってみよう

「日本もったいない食品センター」が、食品ロスの現状を真剣に考え、食品衛生上問題の無い廃棄食品や廃棄予定の食品の買取り、寄贈を引き受け、また、それらの食品を団体が運営するショップ「ecoeatエコイート」を通じて販売している。
詳しくは → 「ecoeatエコイート」

「ecoeatエコイート」は2020年11月現在、関西を中心に9店舗。ありがたいことにそのうちの1店舗が沖縄の糸満にある。
緑色の看板が目印。車に乗っていると通り過ぎてしまいそうな小さなショップ。店内には飲料やインスタント食品、調味料などもあり普段高いなあと思っているヨーロッパ産の飲料水や老舗のふりかけ、スムージーなどの健康食品、沖縄県内ではあまり見たことがない地方のインスタント食品や味噌などお得な価格で購入できる。

自販機で人気のスープを発見。半額。

買った時、賞味期限はあと数週間

普段は買わない(買えない)おフランスの水発見 半額以下

賞味期限はまだ一年半くらいある

兵庫県のラーメン 初めて見たので購入 かなりのお買い得

賞味期限はあと2週間ほど

賞味期限の迫ったもの、過ぎたものゆえこれらの食品は一期一会、通常のスーパーと違い次は何があるかと楽しみに出かけることが出来る。「ecoeatエコイート」でも買いすぎないことが大切、買いすぎて何年も忘れ廃棄するのでは全く意味がない。必要な分を購入しはやめに消費することを心がけよう。

食品ロスと戦うレシピはここに ↓↓↓

「食品ロス削減バナナパウンドケーキ」ecoeatエコイートで買ったパンケーキミックスを早速使う!

「自家製ソース、作っています」

沢山の沖縄の人々に利用してもらい、お店がもっと大きくなることを願っている。エコバッグ持って行くのを忘れないでおくれ~。

ecoeatネット通販バージョンはこちら → 「もったいない市場」

ecoeatエコイート

記★料理人punkichi