人気の沖縄土産「コンビーフハッシュ」を使った美味しいレシピ
沖縄のスーパーや土産物店でも気軽に買える「コンビーフハッシュ」は常温保存OKの便利な保存食。オムレツの具としては定番、各種チャンプルーやその他野菜炒め、マヨネーズと混ぜてサンドイッチの具としても利用される。島結でもフーチャンプルーにはホーメルの無添加を使っていた。ここではそれ以外のレシピをご紹介。
「コンビーフハッシュ」についての詳しい説明は コンビーフハッシュは沖縄家庭料理に欠かせない定番保存食、今では人気の沖縄土産 へどうぞ。
沖縄長寿のスパイスうこん(ターメリック)を使ったラタトウイユ
材料
●コンビーフハッシュ 70g 一袋
●ナス 2本 縦に4等分し、2センチ幅に切る
●パプリカ 1/2個 ナス1個の大きさサイズに切る
●玉ねぎ 中サイズ 1/2個 ナス1個の大きさサイズに切る
●トマトペースト(ケチャップでもOK) 小さじ山盛り1 白ワインか日本酒で解いておく
トマトがあれば角切りにして加えても良い
●刻みニンニク 小さじ1/2
●うこんパウダー 小さじ1
●塩・胡椒
さあ、作ってみよう
オリーブオイルを入れたフライパンにハッシュコンビーフ全量を入れ中火で炒める。
熱くなってくると油がはねて危ないので気をつけながら。
全体がほぐれたら玉ねぎとニンニクを加える。
ナスを加える。塩を少々。
パプリカを加える。塩を少々。全体を優しく炒め合わせる。トマトペースト、うこんパウダー、胡椒加えて、さらに炒め合わせる。
調理のポイント!コンビーフハッシュには塩分が入っているので塩は入れすぎないように。
完成!彩が綺麗
うこんを入れると色が鮮やかになり、風味も加わる。冷やしてからオリーブオイルをひとかけしてワインのおつまみに、サンドイッチの具としてもOK。私のオススメはパスタ、3日くらいして味が染みた頃にフライパンで温め、ゆでたてのパスタを和える!野菜の味、コンビーフハッシュの旨みがしっかり溶け合って美味、ぜひお試しあれ。
チーズが香るポテトパンケーキ
材料
●メイクイーン(でんぷん質が多い種類の芋が良い) 中サイズ2~3個 千切り
●コンビーフハッシュ 70g 一袋
●パルメザンチーズ 大さじ山盛 1~2 チーズ好きの方は多めに
●塩・胡椒
さあ、作ってみよう
千切りしたジャガイモ、コンビーフハッシュ、パルメザンチーズ、を混ぜる(でんぷん質の少ないジャガイモを使った場合は片栗粉を小さじ1ほど混ぜておく)。
塩胡椒はお好みで。酒のつまみにしたい私は常に胡椒は多め、塩分はチーズにも含まれているので少なめ。よく混ぜたら10分ほどそのままに。ジャガイモから出る水分で全体がまとまる。
フライパンにオリーブオイル入れ、弱火。ボウルの中のものを全部入れて弱火のままじっくり焼いていく。オリーブオイルは沢山入れなくてもパルメザンチーズからじわじわと脂が出てくるので大丈夫。
フライパンと接している部分あたりをスプーンで寄せるようにして形を整える。
ジャガイモに透明感が出て周りのジャガイモが焼けていたら、フライパンをゆする。ゆすってジャガイモが動いたら裏返し。一旦お皿に移し、それを使ってひっくり返すとうまくいく。
ひっくり返したらスプーンを使って全体をフライパンに押し付けるようにして焼いていく。
無理に大きく焼く必要はない。好みの大きさで焼いてもOK。その場合は火の通りも早いので焦げ付かないように注意が必要。多めのオリーブオイルで揚げ焼きにするのも美味しい。
カリッと焦げた端っこが美味い!
「コンビーフハッシュ」は沖縄料理以外にも使える便利な食材、常温保存食品なので非常食として常備しておくことも可能。台風の多い沖縄では一家に1個ではなく、4個も5個もあるはず、いや贈答用として箱詰めされたものも売っているから10個や20個はあるかもしれない。
食文化は世界からもたらされる
戦争は憎むべき出来事で今後も起こってはならない、私は一貫して反戦派。なので不謹慎とはわかっているのだが、沖縄に進駐したのがアメリカではなくフランスだったら食文化は変わっていただろうなと思ってしまう。南国ニューカレドニアやタヒチのような食文化が琉球料理と融合し、興味料深い料理が生まれていたのではないか?家畜の内臓料理はフランス人も大好き、中味汁も別バージョンがあったに違いない。乳製品もアメリカ式ではなく非常に美味しいチーズの技術ももっと前に伝わっていたかもしれない…。ここはちゃんぷるーの島、いろいろ融合させることがとても得意な民族だけについ空想して楽しんでしまう。
楽しい海外旅行で出会った料理が全く違う国からもたらされたものだったということは良くあること。長い時間をかけて、少しづつ、その国に合った形で進化していく。美味しい食べ物の話なら言葉が通じなくてもみんな笑顔になる。だから食べることが好きでたまらなくなるのだ。
記★punkichi