コツさえつかめば簡単!NEXUS 5のバッテリー交換
バッテリーの寿命
Androidバージョンをあげてみたり、100均モバイルバッテリーなどでなんとか延命してきたNEXUS 5だが、5年も使用するとやっぱりバッテリーの寿命の気配・・・完全に死んでしまう前に手を打っておいたほうがよさそうだ。どうも電圧が不安定になると再起動を繰り返すことがあるらしい。
バッテリーかぁ、スマホのバッテリーって交換できるのか!?業者に出すと1万円くらいでやってくれるようだが5年使ったスマホに今更1万円で電池交換するのもな~
1台/1500円程度で新品バッテリーに交換できる!
ということで残された選択肢はひとつ「自分でやってみる!」そしたら、ほぼバッテリー代だけしかかからない!でもほんとに出来るのか?結構気が重い・・・
最近ではYoutubeでこと細かく手順を紹介してくれていたりするのでいろいろ参考にさせていただきました。
まずは準備
ロワジャパンの互換性バッテリー
純正は販売していなかったので互換バッテリーを探す。以前、Pentaxデジカメの予備電池としてロワジャパンという会社の電池を使ったことがあった。純正の半分くらいの寿命だったけど、それなりに使えたので「一年もてばまあいいや」ってことでこれに決定。このバッテリーの寿命が来たら、また交換すればいいしね。せっかくなので2台とも交換しよう!ということで電池2個を購入!!1個約1000円
ロワジャパンの互換性バッテリー
必要な工具
基盤を覆っているカバーをはずすのにY型のドライバーが必要らしいので探してみた。
安いのだと100円とかであるけど工具をケチるとろくなことがないので、ちょっと奮発!といっても500円程度
Y型 特殊精密ドライバー
修理用ツールキットっていうのが販売されていて、NEXUS 5の場合、最後のバッテリーはがしが大変だという話が多かったので一応入手しておく。300円だしね。
修理用ツールキット 星型ドライバー 工具 7点セット
購入した互換性バッテリーとY型ドライバー&ツールセット、2台分全部で2800円くらい
それらに加え、使いやすかったのがギターのピック
作業開始
カバー部分をはずす
道具は揃ったので作業開始!イヤホンジャックの部分からスタート、へらを差込むと開いた。
爪で固定されているので少しづつはずしていく。
半分くらいまでくるとだいぶはずしやすくなる。
調子に乗ってパリパリはがしていると、あっ!折れた。
すぐに爪が折れてしまうので要注意です。
今回は2箇所、爪が飛びました。言い訳ではないですが古いスマホのプラスチック部分は劣化しているので、正直ひとつも割らずにあけるのは難しいかもしれません。ちなみにもう一台のNEXUS 5は4箇所爪が飛んでしまいました。
ふたを開けるとこんな感じ、半分は電池が占めている。
基盤のカバーが6箇所Y型ネジでとまっているのでこれらをはずす。
銀色のY字のがその特殊ネジ
全部ネジをはずしたら、片方のはじにヘラをひっかけけてカバーをはずす。
はがすとこうなります。
バッテリーにつながる端子をはずす
バッテリーは基盤と2箇所で接続されているので、ヘラを使って丁寧にはがす。
ひとつは小さい板状の端子
もうひとつは横長の板状の端子
バッテリーはがし
さてここからが最難関とされるバッテリーはがし!粘着テープで本体とピタッと密着している。
短いほうの端子を軽く引っ張りつつヘラではがそうとするがまったくはがれる気がしない。
どうも買ったツールキットのヘラの形状が悪いのではないかと思ったので、下のほうから竹のヘラを差し込んでテコの原理でひっぺがそうとするとあっけないくらい簡単にペロッとはがれた。竹ヘラ優秀!
黒く四角くなっているのが粘着部分、はがすとこんな感じ
新バッテリーを挿入
まず、小さいほうの端子から接続、このときバッテリーを入れる前に端子を接続すること。あまった板状の部分は折りたたんで大丈夫。もとのは折りたたまれて収まっていた。
続いて大きいほうの端子
ずれないようにはめこみ、ヘラでギュッと押し込む
端子を繋いだら一度電源入れてみる。無事立ち上がった!
組み戻す
あとは基盤のカバーをして
Y型ネジでとめて
最後にパチパチッと蓋をすれば
完了!!
コツさえつかめば簡単
今回初めてスマホのバッテリー交換をやってみたわけですが、所要時間およそ15分ほどで作業そのものは完了できた。調べたり、工具準備に2日ほどかかってはいるが思いのほかすんなりとできて拍子抜けするくらい。しかも全く同じ機種を2台交換したわけだから、2台目はさらに安心して作業ができた。それでもカバーの爪は何箇所か折れてしまったけど「ちゃんとふたができればいいや」って人には自分で交換することをオススメします。
それにしてもNEXUS 5に限らずだけどスマホのバッテリー交換ってなんとかならないのかな?ガラケー時代はパカッと外して取り替えられたからみんな予備バッテリー持ってたりして本体の寿命を全うできた。
今回バッテリー交換をやってみてバッテリーと基盤への接続端子は単純なものではなかったけど、やっぱりバッテリーは電源供給するだけなんだから簡単に取り外せるものにするのは難なくできそうなのにほとんどのスマホがそうではない。バッテリーの寿命で買い替え促進的な黒いマーケティングが見え隠れする。
工具代金いれても一台あたり1400円程度で新品のバッテリーに交換できたのは嬉しい!!最近ではYoutubeで細かくスマホの電池交換の映像が見れたりするのでみなさんも自分の機種で調べてバッテリー交換やってみてくださいね~。
記★店主