「どぅるわかしー」を作れば「どぅる天」も簡単に作れます
沖縄のお祝い料理「どぅるわかしー」と美味しすぎると評判の「どぅる天」の作り方
かなりハードルを下げた作り方ですので、もしも田芋が手に入ったら挑戦してみてくださ〜い。
材料の分量はかなり適当です。お好みで具を増やしたり減らしたりしてOKです。
これは金武産の上等な田芋
材料
・田芋 大2個
皮をむき一口大に切る。フォークで荒く潰しておいても良い。
・かまぼこ 3~4センチくらい
小さいサイコロ状に切る
・豚肉 挽肉、またはこま切れ(こま切れの場合は細かく刻む)30グラム程度
茹でるか軽く炒めておく
・干し椎茸
戻したものを細かく刻む 戻し汁はとっておく
・乾燥ズイキ
水に戻し茹でてアク抜きし、1センチくらいに刻む(本来は田芋の茎であるムジを使う)
作り方
干し椎茸の戻し汁、砂糖少々、素麺のつゆなど使って薄味の2カップの出汁を作る。
テフロン加工のフライパンに田芋以外の材料と出し汁半分を入れ火にかけ一煮立ち。
田芋を加え温めた出し汁を少しづつ加えながら木べらかシリコン製のヘラで全体を混ぜる。
田芋のでんぷんが強ければどんどん粘りが出てきて、もっちりしたきんとんのような状態に。田芋にでんぷんが少ない場合は粘りが出てこないので、片栗粉を少しづつ加えしっかりと練りあげていきます(テフロン加工のフライパンなら鍋にくっつかず練りやすい)。
私は鰹節が粉状になってしまったものをここで加えています。鰹だしが強く感じられ、コクのある仕上がりになります。
粘りが強すぎる場合は少しづつ出し汁を増やしてください。最後に塩を加えて味を整えます。
「どぅるわかしー」の完成。
これを冷ましてからコロッケのような小判形にし、180度くらいの油で周りがカリッとするまで揚げれば「どぅる天」の完成。
形を作るとき粘ついてしまう時は手に片栗粉をつけるとうまくまとまりますよ。
さっくりした外側、ふわっと香る田芋と出汁の香り、トロッとした舌触りがやみつきになります。
こちらは俵型にまとめて揚げてみました。現代的でオシャレな雰囲気の盛り付けです。
沖縄料理は素材そのものの美味しさを生かす料理だけではなく、手をかけて工夫する料理も多く奥が深いです。
記★料理人punkichi