自家製ソース、作っています

冷蔵庫に賞味期限切れのソースが何種類も

お土産で頂いた使いかけのソースや、数回使っただけのケチャップ、腐ってるわけじゃないから捨てるのがもったいない。そんな時には自家製ソースを作ることにしている。以前広告デザインの仕事をしていた時、某ソースメーカーの方からソースの賞味期限は便宜上つけているだけと教えられた。ソースには強い塩分やスパイスがたくさん入っているので冷蔵庫で保存していればずーっと食べることが可能だそう。ただ、長期保存するとで風味が変わり購入した時とは違う味わいになっているとのこと。

オリジナルソースの作り方

ちょっとずつ残っているソースを全部ひとつの鍋に移す(ソース類は酸が強いのでホーローかステンレスの鍋を使う)。ケチャップや、缶トマトの残りなどを入れることも。

風味を補うためにローリエとシナモンを加える。分量は好みで。私はスパイシーなソースが好みなので、白&黒胡椒、オールスパイス、そして沖縄のヒバーチなども加える。しかもかなり多め。

そして赤ワイン、これも飲み残しでOK。分量は全部適当。ワインの量が少ない場合は(私の場合そういうことはあまりない。なぜならワインは家に沢山あるので新しいワインを使ってしまったりして…)水を加えてソースの濃度を薄める(焦げ付き防止のため)。

ゆっくり煮詰めたら一晩寝かす

最初は中火、沸騰したら弱火にしてヘラでゆっくり混ぜながら水分が飛ぶのを待つ。

最初は水っぽかった鍋の中が、濃度を増して写真のように変化してくる。トロミがついたら味見を。

もう少し甘めがいいな、もっとスパイシーにしたいな、など好みで調整する。黒糖で甘みをつけるとまろやかで上品な甘さになりちょっと複雑な味わいも加わる。

味が決まったら容器に移して一晩寝かせる。ホウルタイプのスパイスを使った場合は取り出さないで、一晩じっくりスパイスとともにおやすみなさ〜い。

翌日濃厚で美味しいオリジナルソースが完成。

一晩寝かせると味にまとまりが出て色が濃厚に。ホウルスパイスを取り出して使いやすい容器に移す。真夏以外は常温保存でも大丈夫。

私はナンバーワンソースの空き容器を再利用。ちょっと遊んでますが(笑) カレーやシチューの隠し味にも使えるし、揚げ物やお好み焼きにも!

ステーキソースのベースに使うレシピ

好みの火加減で焼きあげたステーキは、ホイルに包んで5分〜10分肉汁を落ち着かせる。

肉を焼いたあとのフライパンにバターを加えキノコ(どんなキノコでもOK)を炒める。

ホイルの中の肉汁、少量の水、そして自家製ソースを加える(強めの味が好きなら多めに)。

弱火にして全体をまとめ上げたらステーキにかける。このグレイビーソースはステーキの付け合わせの野菜にもぴったり。

ソース類やケチャップはフードロスになりやすい商品、その時限りの自分だけの味を作って楽しんで欲しい。

「フードロス削減ショップ「ecoeatエコイート」は沖縄にもある!」

注意:賞味期限切れのソースについては腐敗していないことが条件。調理は自己責任で。

記★料理人punkichi