バリ旅行その3 サーフィン!なぜバリにはそんなに波があるのか?

バリへ行く目的、それはサーフィン!

10日間いれば湘南で乗れる波の一年分、波にのることができるくらいずっとコンスタントに波がある。
なのでバリ旅行の際は荷物が多くなる。板は6’6と6’4の2本を持参。

到着してまず最初にすること、ボードにフィンを取り付ける!

今回のバリ旅行は波が良すぎた、というかデカかった。初日から頭半のセットが続いた、その後7日間サイズは落ちることなくうねりが届き続けた。結果、毎日バキバキの筋肉痛、何度かくらったパーリングによるムチウチでもうフラフラ~。
普段ゆる~い湘南の波になれていると感じないけど、サイズアップしたバリのリーフブレイクに身体の衰えを痛感させられる。

今回も入ったのはエアポートレフトのみ、1ラウンド大体2時間。
ジュクン(船)で沖のポイントまで送ってもらい、2時間後に迎えに来てもらう。(お迎え遅れて3時間くらい入らされることもよくある・・・)波数も多かったので2時間入ればフラフラ

ビーチから波よく見えないけど満潮時にはっきり白く見えているときは結構なサイズがある

板もクラッシュしてしまった、声かけて乗ってもドロップインはされることは多い。自分はしないけど・・・

ところで、なぜバリにはそんなに波があるのか?

バリの乾季6月~9月は特に南氷洋は真冬にあたりで冬の嵐が吹き荒れる

風の様子を見てみよう

オーストラリアの南、南極大陸の近くではものすごい風が吹き荒れている。
フィリピンの東側に赤くなっているところが台風8号、発生したてということもあるが台風でさえこれくらいの規模

同じ場所のうねりを見てみると、インドネシアの南側にバンバン波が届いているのがわかる。

乾季の風向き

しかもこの時期、バリ島付近では東から西へ向かって風が吹き続けるので特に西海岸では、ずっとオフショア(陸から海へ吹く風)が続き波の形もきれいになる。

雨季(11月から4月)には風向きは逆に西風になるので、バリの東海岸がメインのポイントとなる。

真冬の南極付近の大荒れの気候が大きなうねりを発生させ、インド洋を渡りバリまで届く、そこには安定したゆるい東風が吹いているので美しいシェイプの波を作ってくれるというメカニズム

バリのようなコンスタントな波は期待できないけれど、台風のうねりが届けば日本でも楽しめる季節の到来だ。つらかった分、すでにだいぶ鍛えられたので、今年の波乗りシーズンはいいスタートを切れそうだ!

記★店主