台湾「小琉球」高雄の沖合いの島は本当に美しく、沖縄との共通点もたくさんあった!

小琉球、確かに琉球という名前はなじみが深いけど、まったく未知の島。
島結が小琉球のことを知ってしまっては、行かないわけにはいかない!

小琉球って知ってる?

台湾の南部、高雄の沖合い10数キロくらいのところにある、隆起珊瑚礁の島、美しい海と珊瑚礁に囲まれている。

なぜ琉球の名前がついているのか?

その昔、中国本土から見て、台湾のことを小琉球、琉球王国のことを大琉球と呼んでいた。やがて小琉球は台湾と呼ばれるようになり、琉球は沖縄に。この小島だけが小琉球と呼ばれるようになったみたいだ。

小琉球日帰り旅行に行ってみよう!

2年前2016年3月、今はなき「てるみくらぶ」の高雄3泊4日のツアー(お値段なんと17800円/人!今では考えられない破格値)の2日目に小琉球へ行ってどんなところか見てみよう!ということになった。天気もよくて気温も連日27度くらい、もしかしたら泳げる?一応海パンも忘れずにもって行こう!

小琉球への行き方

高雄の南にある東港という港から小琉球行きの高速艇がでている。

往路:高雄~東港への移動

高雄から東港までバスで行くのはちょっとたいへん。東港へは高雄左営からバスが出ているみたいだけど、東港のバスターミナルから徒歩20分くらいかかるらしく、今回はホテルからタクシーで港へ40分くらいかかって到着、料金は700元。
しかし、行きはタクシーで行ったために、帰りのバス停探しで苦労することに・・・

東港のターミナル

ここでチケット購入、往復410元
パスポートの提示が求められると聞いていたので持ってきたけど、何も言われなかった。

出港時刻まで1時間近くあるので、ターミナルの向かいにある椰子ジュース屋さんへ。鎌でカツカツっと椰子の実に穴をあけてストローをいれてくれる。

はい!と手渡されたココナッツジュース1個60元

結構大きな船
港に浮き草がびっしり、なので塩ビ管を束ねたイカダ(これ結構良さそう、自作したくなる)に船外機をつけた機動性抜群の小船で浮きのついたロープをひっぱり浮き草をかき集める

無事、浮き草除去完了

東港ー小琉球と書いてある

乗船して、出発!
ゆれる、というか飛び跳ねる!といったほうが正しいかも!?大きなうねりを受けながら進むのでそのたびに水しぶきが跳ね上がり、ザバーンと海水がウィンドウに叩きつける。室内冷房効きすぎ、寒い、長袖シャツ必携。30~40分くらいで小琉球に到着。

レンタルバイクを借りてみよう!

桟橋に降りると宿とレンタルバイクのキャッチのおばちゃん達がずらっと待ち構えている。とりあえずバイクを借りようと思っていたので、値段交渉の結果、300元で成立、丸1日ならまあまあかな。

免許は日本のしかないけどと言って見せたら、なぜか預かられてしまった。帰りそこのお店の人にバイク戻してくれたら返すね、とのこと。
ん?免許なしでのるのか!?と思ったけど、あんまし深くは考えないでおこう・・・

念のためおばちゃんの顔忘れないよう記念撮影!無事レンタルできておばちゃんニコニコでした。

小琉球島内散策、バイクで一周!

島の地図見て、さてさてどこに行こうか?
バイクは80ccくらいで2人乗りでも結構余裕のパワー
とりあえず島を一周してみよう!

島の中にはあらゆるところに琉球の文字

蛤板灣の静かなビーチ

島の北西にある蛤板灣というビーチ、道路から見て、とってもきれいだったので降りてみることにした。夏は海水浴客で賑わうみたいだ。売店らしきものもある。あまりにきれいだし、暑かったのでちょっと足をつけてみた。きもちいい~

調子に乗ってひと泳ぎ
ちょっと先まで行くとさすがに冷たかったけど、手前の浅いとこは水もぬるまっていて気持ちよかった。3月8日に泳げるなんでさすが南国小琉球!海パン持って来ておいてよかった~。

島の中ほどにある三隆宮

門の先には海が見える

境内にあるりっぱなガジュマルの木、日陰が涼しい~

亀甲墓発見!

沖縄のお墓と同じ形だ!お墓にペンキで色が塗られているところが違うくらい。

おーっ!ヒージャー(ヤギ)のお散歩!

バイクに乗りながら長い棒でペシペシ追い立てていた。なんとものどかな光景に心がなごむ。でもやっぱり食べてしまうのか!?

「大峰」30老店

そろそろお腹がすいてきたので、街に戻って何か食べることに
30年老店とあったので適当に入ってみる、いつものように指差しオーダー

ツブ貝みたいな貝の炒め物

つみれ汁とチャーハン

花瓶岩(Vase rock)

お腹いっぱいになったところで、花瓶岩(Vase rock)を見に行くことに
ここは港から歩いていける距離、隆起した珊瑚礁が波と雨風に侵食された結果できた岩、やっぱり沖縄みたい。

ここではシュノーケルのツアーもやってる、ほんとにきれいだし海がめも近づいてくるらしい。ガイドらしきおじさんが写真撮影中、なんか楽しそう!今度来るときはもぐって水中も見てみたい!

珍珠奶茶&珈琲

1日動き疲れたので、夕方にはヘロヘロ、ちょっと小洒落たカフェに入って休憩!大好きな珍珠奶茶(タピオカミルクティー)とコーヒーゼリー入りラテを注文、7~800ccはありそうなビッグサイズ!常夏の国ではのどが乾くからだいたい大きいことが多い。

外の席が気持ちよくてまったりしているうちに、そろそろ帰りの船の時間
港に戻る途中にあった檳榔(ビンロウ)屋さん、このときはトライしなかった。ビンロウってどういうものかは、この1年後に行った2018年の台湾旅行記「高雄、旗津でビンロウ初体験」を見てね!

港のレンタルバイク店に戻ると借りたときとは違うおばちゃんが居て免許証返してくれた。
あとは船に乗って東港へ、帰りはそんなに跳ねなくてよかった~。

復路:東港~高雄の移動はバスに乗車、汗だくの東港站のバス停探し!

さて行きはタクシーでホテルから東港まで贅沢移動してしまったので帰りは節約も兼ねて、高雄までバスで戻ってみることにした。
東港フェリーターミナルからバス停のある東港站(光復路口)までは20分ほど。しかし、来る時にバス停見たわけじゃないから、どこだかまったくわからない。困ったときには聞きまくる!さすが台湾の人はやさしい

案内してあげるついて来て!

とありがたいお言葉

おばちゃんバイクでビーン
我々走る、追いつく
さらにおばちゃんバイクでビーン
我々走る、追いつく
何度かこれを繰り返し

ようやく、あそこだよ(たぶんそう言っている)と指差し、おばちゃんビーンと去っていった。どうもありがとう、でもキツカッタ、1日遊んだ後の〆のランニング、もうヘロヘロ~

ちいさなバス停の立て札があるだけなので、初めてだとまったくわからないかもしれない。迷ってしまったら、とにかく「高雄行きたい!」と言えばきっとたどり着けるはず!Google mapではバス亭の写真も掲載されていたので役に立つかも

しばらく待っていると高雄と書いたバスがやってきた、128元/人(だったと思う)支払って乗る。
このバスたまたま途中のバス停にほとんど停まらないバスだった。40~50分くらいで台鉄高雄駅に到着、最後まで乗っていると左営駅までいくバスだった。

思わぬところにあった琉球、台湾にいるというより沖縄にいるような気分になる島だった。台湾と沖縄は親戚みたいな関係なんだなぁと改めて実感した小琉球日帰り旅行でした。
今度は泳ぐぞー!

記★店主