島らっきょうプラス健康食材で免疫力アップ
島らっきょうのアレンジレシピ、加熱するから臭いの心配ナシ
体調を崩すのは、冬だから、寒いから、だけじゃないと思う。暑さに負ける、疲労、ストレスなど体調を崩す理由は季節を問わず…島結で料理をしていた頃、医療関係のお客さんが口をそろえて言うのは「免疫力を上げることが大切」と。血液をサラサラにし、腸内環境を整え、免疫力を上げる効果のある島らっきょうと、健康食材を組合わせたレシピをご紹介。加熱するので島らっきょうの臭いや辛さが苦手でも安心。
美味しいから沢山食べられる、免疫力が上がって元気になるレシピ
■ 材料
・ 島らっきょう(皮をむいて3センチくらいに切る)
・ 島らっきょうの茎(茎がついている季節であれば使う、無くてよい)
・ オクラ(塩で擦り産毛を取り、ガクを取って半分に切る)
・ ジャガイモ(皮をむきひと口大に切り、強めの塩ゆでにしておく)
・ クミンシード(なければ省いてよい)
・ カレーパウダー
・ 塩、コショウ
・ ひまわり油またはオリーブオイル
・ 水(ブイヨンでもよい、ブイヨンを使う場合、最後に調味する塩の量を減らす)
さあ、このレシピはちょっとスピードが必要、材料をきちんと準備し、すぐに手に取れるようにしてから調理にとりかかりろ~う!
ひまわり油を入れたフライパンに、クミンシードを入れ火をつける。弱火で徐々に熱を加え、香りをひきだしていく。強火にしないで~スパイスは焦げやすいから)。
パチパチと小さな音がして良い香りがしてきたら島らっきょうを投入。
まだ弱火でOK、島らっきょうは油に触れるとすぐに焦げ目がついてくるので、そこでカレーパウダーを加え手早く混ぜる(カレーパウダーもクミンシード同様香りを引き出す作業、熱が加わるとカレーパウダーは茶色っぽくなる)。
ここもまだ弱火でOK、あらかじめ茹でておいたジャガイモを加え、手早く混ぜる。ジャガイモを茹でて下味をつけておく理由は、手早く調理することが重要だから。ジャガイモ以外の食材は火が通りやすいし、栄養が失われないようにしたいので。
ここから強火!オクラと島らっきょうの茎を加えたら全体に混ぜあわせてから、少量の水(またはブイヨン)を加える。
食材の色がキレイになって全体が一体化するのを感じたら、塩、胡椒で調味して完成。
肉、魚を使わない野菜の香りや旨みを生かしたシンプルで優しいレシピです。ものたりないなあと感じた方は鰹節をトッピングするとコクが出てご飯のおかず、おつまみにもピッタリ。
島らっきょう以外の優秀食材
■オクラ
ネバネバ成分は、ガラクタンやペクチンなどの食物繊維で、腸内環境を整えるとともにコレステロールを排出する効果があり、βカロテンも豊富に含まれ粘膜や皮膚、肺、呼吸器を守る作用もある。
■クミンシード&カレーパウダー
カレーパウダーは生薬の集合体、黄色い色は沖縄スパイスといしても有名なウコン(ターメリック)。ウコンは肝機能障害を予防し、鎮痛、抗酸化、殺菌などの効果がある。嘘か本当か定かではないけれど認知症になりにくくなるといった研究報告もあるのだとか。
その他コリアンダーパウダー、クミンパウダー、フェネグリーク、シナモンなどカレーパウダーに含まれてるスパイスに共通しているのは血流を良くして体温を上げる効果。体温が上がれば免疫力が上がる。認知症への効果うんぬんも毛細血管への血流を促して体温が上がるからなのでは。薬という時は草と木でできている、スパイスや生薬は植物、そういうことなんだ!
島らっきょうがない場合はこれで
・島らっきょう → 玉ねぎ
・島らっきょうの茎 → にら または 青ねぎ
ジャガイモを山芋に変更する
山芋は味も染みこみやすく生食できるので下茹での必要はく、火を通すと食間が変わり生とは違った美味しさを楽しめる。他の芋類より糖質が低いので、そのあたりを気にする人にはおすすめの食材。
「良い食材で医者要らず」とは言わないけれど、免疫力を上げることは元気で生きるために必要なこと。病気にかかりにくくなるし、万が一かかったとしても軽症で済むし、薬の効き目も違う。日本の医療費を下げたいなら免疫力アップ。一朝一夕で免疫力を上げるのは難しいけれど、適度な運動を行い、良質な食材(高価な食材ということではなく)を継続して摂取すれば確実に免疫力は上がる!
記★料理人punkichi