にんじんしりしり~のアレンジレシピ「にんじんしりしり~とクレソンのビタミンサラダ」

冷凍保存もできる「にんじんしりしり~」を解凍してすぐにできる今夜のおかず

「にんじんしりしり~は便利な常備菜、沢山作って冷凍保存」 で作っておいた、シンプルなにんじんしりしり~の簡単アレンジ料理をご紹介。



にんじんしりしり~とクレソンのビタミンサラダ

クレソンは、濃い緑色でフリルのような葉の形が美しいことから料理の彩りのための添え物のような扱いをされていることが多い。飾りだからと食べない人もいるときいて、なんともったいないことと思う。

クレソンとにんじんはとっても相性のいい食材、しかもどちらにも抗酸化作用の高いβーカロテン(体内でビタミンAに変換されます)が多く含まれていて、肌や眼の粘膜を強化し健やかに維持したり、喉や肺などの呼吸器系の保護にも効果あり。余分な塩分を排出するカリウムも共通して含まれているので両方一緒に食べれば効果は二倍?かどうかはわからないけれど、香りや食感の違う野菜を組合わせれば美味しさアップ!添え物ではないクレソンの美味しさを味わって欲しい。

材料

●クレソン

●にんじんしりしり~ 作り方は→ 「にんじんしりしり~は便利な常備菜、沢山作って冷凍保存」

●好みのドレッシングかレモンまたはライム(酢でもOK) にんじんしりしり~のアレンジレシピ「にんじんしりしり~とひじきの揚春巻」のときにツナ缶から除いた水分や油を使うとコクが出る、

●オリーブオイル ごま油にするとナムルっぽくなりこれも美味しい

●塩、胡椒

●白ゴマ、お好みでクラッシュナッツ(くるみ、アーモンド、ピーナッツなど)

にんじんしりしり~にはもう味がついているので、あとの分量は自分好みで加減しよう。美味しいと思う分量は人それぞれ。

調理準備

クレソンは葉と茎を分ける。これがクレソンを美味しく食べる大切な作業、同じ歯ごたえの部分に分けたほうがまとまりが良くドレッシングのからみも均一になる。

サラダに使うのは葉の部分、茎の部分は香りが強く、歯ごたえも良いので炒め料理に使ってみて。小さく刻んでスープや麺料理の薬味にするのもおすすめ。ポイントは火を通しすぎないこと。本来生食できるものなので加熱するときは最後に加えるとフレッシュな香りが楽しめる。

作り方は簡単

●ボウルににんじんしりしり~を入れて、塩胡椒し、好みのドレッシングやポン酢などを加え和える。しりしり~が濃い味付けの場合は、酢やレモン、ライム汁だけでもOK。

●オリーブオイルを加えてひと混ぜしてから、最後にクレソンの葉の部分を加えてふんわりと混ぜればできあがり。トッピングに白ゴマやクラッシュナッツをお好みで~

簡単なのに手がかかっているように見えて、彩りが美しいので評判がいいレシピ。面倒くさいなあと思いながら料理をしていても、仕上がった料理が彩り豊かだったらいつの間にか気分が変わるから不思議。オレンジ色は落ち込んだ心をワクワクさせて明るい気分に、緑色は優しくフレッシュな気分を与えてくれる。

カレーを食べるとき、ご飯にのお皿にキレイな彩りの副菜をたっぷり盛り付けて

眼に良い食材というのは栄養の点からだけでなく、視覚的にも良い効果があるのだと思う。焼いた肉や魚の横にちょっと添えるだけでも料理の見た目がアップし食卓が華やかになる。冷蔵庫や冷凍庫ににんじんしりしり~があれば急におもてなし料理を作ることになってもあわてることはない。

にんじんしりしり~とニラ、小松菜の炒め物はどう?

にんじんしりしり~は家庭料理、その家庭の味やアレンジが山ほどある。ツナを使わずベーコンやひき肉を使っている人もいるし、卵でとじるだけの人もいる。肉類は入れずに違う野菜を組合わせる人もいる。

またしても作り方は簡単

●ニラと小松菜を3~5センチくらいの長さにカットし、強火でさっと炒め塩胡椒、にんじんしりしり~はレンジで軽く温めて混ぜ合わせるだけで完成。加熱しすぎると壊れてしまう栄養素をしっかり摂取できる。

ニラには疲労回復効果があり、小松菜にはカルシウムなどのミネラルがたっぷり含まれている。菜の花やキャベツとの組合わせも野菜の力を感じる組み合わせだと思う。

家庭料理にこうでなければならないというレシピはない。旅先で食べた郷土料理はお手本かもしれないけれど、それが一般的かというとそんなことはなくて、たとえばゴーヤーチャンプルーにゴーヤー以外の野菜を幾つかプラスしたっていい。豚肉やポーク缶でなく鶏肉だと軽い味わい。牛肉だとぐっとコクが出る。エビやイカで作ると上品で爽やか。料理は新しい友達を見つけたり旧友の良さを再確認したりするのと似ているかもしれない。先入観を捨てて料理を楽しもう!

記★料理人punkichi