夏バテにはオクラ!歯ごたえのある島オクラはネバネバも強い
オクラの種類、五角オクラ、丸オクラ
夏野菜の代表オクラ、普段皆さんが食べているのは切り口が星のように見える「五角種オクラ」、薄い果皮ですが色が濃い品種です。それに対して切り口が丸いオクラが「島オクラ」。沖縄などの温暖な地域で栽培されていて果皮は厚めで薄緑色、粘り気が強く甘味があります。
オクラは優秀なネバネバ野菜
カリウムを多く含むので塩分の代謝が促され、水溶性食物繊維が糖や脂の吸収を抑え血糖値の上昇を防ぎます。オクラのネバネバ成分には胃粘膜の保護や消化吸収を促す働きがあり、胃腸が弱くなる夏バテに効果抜群。丸い島オクラは五角種よりネバネバが多いんですよ~。沢山食べて夏の不調を改善させましょう!
オクラの下ごしらえの仕方
オクラは生のままでも食べられますが、サッとゆでると色もきれいになり食べやすくなります。調理前にペーパータオルで軽く擦ってうぶ毛を取ります。うぶ毛が多い場合は粗塩をつけて擦ると取れます。素手で作業すると小さなうぶ毛がトゲのように指に刺さることがあるので注意!(以前うぶ毛が刺さり、チクチク傷んで長引いた経験があるので)比較的小さなオクラを選んで買うとうぶ毛が少なく、すぐに調理に移れます。
さっと洗ったオクラのへたの先端を切り落とし、角ばっているガクをぐるっと1周剥きます。
沸騰したお湯に塩少々入れてオクラを入れます。パッと色が鮮やかに変化します。そこから20〜30秒で十分、ペーパータオルにとって冷まします。
本来生で食べられるものなので歯ごたえを残した方が美味しいと思います。
粗熱がとれたら新しいペーパータオルを敷いたタッパーに入れ冷蔵保存。4、5日は問題なく使えます。冷凍保存もできます。お味噌汁などに入れる場合は食べやすい大きさにカットしてから冷凍すると便利です。
茹でオクラで作れる簡単料理
茹でオクラにして保存しておけば、すぐ料理に使えるのでとっても便利。茹で上げたオクラを、冷やした出汁に漬ければ「オクラのおひたし」が出来ます。
2時間から3時間ほどすれば出汁の味も入って美味しくなります。
湯むきしたプチトマトも一緒に漬けて一晩、トマトの酸味が加わって和風味のマリネに。お皿に盛り付けると彩りが綺麗な一品です。
これは自家製のマグロのオイル漬けに、縦割りした茹でオクラと紫キャベツのピクルスと一緒に添えました。とても美味しそうだしお洒落に見えます。
→マグロのオイル漬けについては「沖縄の近海マグロ、サッパリしているからこそ調理次第で絶品!」の記事を見てね!
他にもいろいろ使えます。例えば~
「オクラの肉巻焼」
オクラを芯にしてバラ肉を巻きつけて焼くだけ。味付けはお好みで。
「オクラと海老のバター炒め」
背わたを取った海老と、半分に切ったオクラをバターで炒めます。仕上げに薄口醤油を少々。
「オクラ納豆巾着焼き」
オクラと納豆と鰹節を混ぜやや濃いめのに味付けします。半分に切った油揚げに詰めて口を閉じオーブントースターで軽く焼く。お酒のつまみにピッタリの和風味です。
刻んでそうめんや納豆の薬味、一口大に切ってお味噌汁に入れてもOK。沖縄産の丸オクラを見つけたら夏の料理に使ってみてください!
記★料理人punkichi