沖縄では超メジャーなソーセージ「ポチギ」でアメリカンドックを作ろう!

そもそも「ポチギ」ってどんなもの?

3ブランドから販売されている

沖縄県内のスーパーでは、必ず売っているソーセージ。今の所沖縄県内での販売のみで、20センチ以上ある細長いオレンジ色で、一本づつパックされています。沖縄ホーメル(ホーメル)「ポルトギース」、沖縄ハム(オキハム)「ポルトギュー」、ニッポンハム「ポチギ」(ニッポンハムのものは九州地区で買えるとのこと)の3ブランドが販売されていますが、外見は黄色と赤色デザインでとても良く似ています。好きな会社のものを選んでね〜といった感じでしょうか。

「ポチギ」その名の由来は?

ポルトガルのスパイシーな豚肉ソーセージが、ヨーロッパからの移民が多い南米やアメリカでも広く食べられていたそうです。英語で Portuguese sausage ポーチュギースソーセージなので、それがそのまま商品名になり、沖縄では短めに発音して「ポチギ」!なんですね。
沖縄移民も多いハワイと交流することで作るようになった、米軍関係者が食べていて沖縄に広まった、など諸説あるようですが、「ポチギ」は多分ポルトガルで食べられているソーセージとは全然違うものなんだろうなと思います。

ホーメルの「ポルトギース」とオキハムの「ポルトギュー」を比べてみました

パッケージを裏返してみるとオキハムの方があらびき風に見えます。

カットしてみました。左がホーメル、右がオキハムです。唐辛子の赤いスポットと脂肪の白い部分がちょっと違いますね。ホーメルの方がやや細めで脂肪分が少ないかな。オキハムの方はワイルド。

焼いて食べてみると、やはりオキハムの方があらびき感が強い感じでジューシー、ホーメルの方があっさりしています。個人的には温かいうちはオキハムで、冷めるとあっさりしたホーメルがいいかな?でも細かく刻んでしまったらどっちかわからない気もします。
★ニッポンハムのものは現在手元になくて、またそのうち3社比較したいと思います。

「ポチギ」を使って手軽にアメリカドッグ!レシピ

揚げたてのアメリカンドッグを作ってみよう!

飲み会やパーティ、おやつにもピッタリ。揚げたてはホントに美味しくて、1人でもパクパク5、6個は簡単に食べられてしまいます。

材料

ポチギ 2本
ホットケーキミックス 200g
卵 1個
水 適量
ひまわり油

材料がそろったら調理開始

ボウルにホットケーキミックスを入れ溶いた卵を加え混ぜます。この状態ではボソボソで硬いので少しづつ水を加えながら生地をのばしていきます。通常ホットケーキにするよりもちょっと固いかな?くらいがちょうどいい。

ポチギを1,5センチくらいの輪切りにし、爪楊枝を刺しておきます。

生地に爪楊枝に刺したポチギをくぐらせます。

160〜170度くらいのひまわり油でゆっくり揚げます。

膨らんで全体がこんがりと揚がれば完成。

中はこんな風です。

ちょっといびつでも可愛いミニサイズ、ケチャップをつけて召し上がれ〜

実は重要な揚げ油!

揚げ物の衣は、油をたっぷり吸収してしまうので一般的なサラダ油など重い油で揚げると胸焼けします。ひまわり油はひまわりの種から圧搾された油で、加熱しても酸化しにくく揚げ物が軽~く仕上がるのでおすすめ。炒め物もこれで作るとべちゃっとしません。

ひと味違う!本物のアメリカンドッグ!

冷凍食品とはひと味違う、素朴なアメリカンドック。ホットケーキミックスは生地のキメが細かいので小さなサイズで作るのにに向いています。「ポチギ」がなくてもお好みのソーセージで作ってみてください。

 

記★料理人punkichi